「読みやすさ」を意識しよう
ARTICLE職務経歴書の書き方に悩んでいる人に向けて、すぐに改善できるポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
書き方で損をしている人が多い
多くの人が「内容」ではなく「書き方」で損をしています。採用担当者は「この病院で活躍できる人材かどうか」という視点でチェックしています。つまり、履歴書や職務経歴書で自分の経歴や実績で人物像が判断されてしまう、ということです。書き方を間違うと自分の能力が正しく伝わらず、選考で落とされてしまう可能性が高まります。
箇条書きで書く
長々と書いている人もいますが、項目ごとに箇条書きで書くのが基本です。職務経歴書は「読みやすさ」が重要なので、記述したい項目ごとにセクションを作り、箇条書きで書きましょう。ただし、自己PRのように具体的なエピソードを記述したい場合は、文章で書いても構いません。
具体的なエピソードを盛り込む
自己PRでは自分の能力をアピールしますが、アピールしたいポイントはなるべく絞り込んでください。1つのポイントについて複数のエピソードから説明するといいでしょう。また、その能力が評価されたエピソードや貢献できたエピソードも一緒に書いておくのもおすすめです。
文章量は適切かどうか
職務経歴書の目的は「これまでの経験や培ってきたスキル、実績、自分の魅力を端的にわかりやすく伝えること」です。たくさん盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、長すぎると読みにくくなってしまいます。長すぎたり、短すぎたりしないよう、文章量に気をつけましょう。どんなに長くてもA4サイズで1~2枚以内、長くても3枚以内が目安です。
長くなるようなら、「退職理由」や「転職理由」「社会人としての心がけ」「できなかったこと」などマイナスイメージにつながることは削除してください。
勤務先のデータはホームページから引用
これまで勤務していた病院のデータを記入する時はホームページから引用します。規模や従業員の数、診療科などを正確に記載することで、これまで携わってきた業務について理解しやすくなるからです。自分の言葉で書くと主観が混じってしまうため、ホームページに書かれている文言をそのまま使用してください。
昇進や昇格は理由を添える
昇進や昇格はつい強調したくなるものですが、書き方に気をつけてください。「1年目で昇格した」と結果だけを書きがちですが、その背景には職場での努力や実績など、評価される何かがあるはずです。昇進や昇格そのものをアピールするのではなく、その「理由」を書きましょう。また、そのポジションでどのような役割を果たしたのかも書くとよりアピールできます。
職務内容と実績は別
採用担当者が知りたいのは、職務内容を通した「経験」と、実績を通した「実力」です。この2つの項目は似て非なるものであることを意識し、一括りにしないように気をつけましょう。