職務経歴書は経験とスキルをアピールするもの

これまでの経験を伝える

履歴書にもこれまでのキャリアを書いていますが、在籍期間がメインで業務内容は詳しく書けません。そのため、職務経歴書にはこれまでどの程度の規模の病院で働き、どのような仕事をしてきたかを書きます。具体的な数字を含めて詳細に書くようにしましょう。

自己PRは長所と絡めて書く

職務経歴書には実際の職歴だけでなく、自己PRを記載する欄があります。そこには仕事につながる自分の長所を書きましょう。「コツコツ地道に作業することが得意」なのであれば、「目標を定めてコツコツと物事を進められる」「ミスがないように確認しながら最後まで丁寧にコツコツ取り組む」といったように、具体的なエピソードを盛り込むと採用担当者の印象がよくなります。

何ができるのかを伝える

何ができるのかを伝えるのも大切です。「この病院で働きたい」という求職者の思いと、「この人と一緒に働きたい」という病院側の思いが一致しなければ転職は成功しないからです。そのためには、転職後に何ができるのかをアピールしなければなりません。これまでの経験や実績、自分のスキルがその職場でどのように貢献できるのかをしっかりアピールしましょう。

誤字脱字がないか見直す

職務経歴書を通して人柄を判断される、といっても過言ではありません。例えば、誤字脱字が多く、読みにくい書類を受け取るとします。採用担当者はどう感じるでしょうか。社会人として必要なマナーが備わっていない、とネガティブな印象になる可能性があります。何度も見直し、誤字脱字がなく、読みやすい文章になるように心がけましょう。また、そのような文章を作成できることは日本語能力に不足がないこともアピールできます。もし不安なら誰かにチェックしてもらうといいでしょう。第三者に見てもらうと自分では気づかなかった点にも気づけるので、より完成度の高い書類を作成できます。

自分の魅力をプレゼンしよう

転職活動では自分をアピールし、好印象を持ってもらうことが大切です。その際に必要なのが、自分をアピールする能力、いわばプレゼン能力です。どのような魅力があるのかをただ伝えるのではなく、要点をまとめてわかりやすくアプローチするとより相手に伝わりやすくなります。

自己分析も忘れずに

職務経歴書を作成する際は、必ず自己分析をしてください。自分自身を見つめ直し、どのようなアピールポイントがあるのかを客観的に判断できるようになるからです。