自己PRでは何をアピールすべき?
ARTICLE履歴書だけでなく職務経歴書にも自己PRを書く欄があります。しかし、何を書けばいいのか手が止まってしまう人も少なくありません。ここでは要点を押さえつつ、どのようにまとめればいいのかをお伝えします。
なぜ職務経歴書でも必要なのか?
自己PRを書く欄は履歴書にもあります。それなのに、なぜ職務経歴書にもその項目があるのでしょうか。その理由は、履歴書のスペースが関係しています。履歴書はフォーマットが決まっており、各項目のスペースが限られているため要点しか書けません。そのため、職務経歴書では履歴書で書ききれなかった情報を補足し、より効果的に自分をアピールするように書くといいでしょう。上手く活用することで採用担当者にアピールする場を増やせます。
また、自己PRを志望動機と混同している人もいますが、志望動機は応募先の病院で働きたいと思った理由を伝える欄で、自己PRはこれまでの経験や培ってきたスキルを踏まえて自分ができることをアピールする欄です。そのため、自己PRでは、実践的な能力を客観的にまとめる必要があります。
長所だけを伝える欄ではない
転職活動では自分の長所について聞かれることがあります。自己PRと同じようにこれまでの経験や培ってきたスキルをアピールする人もいますが、そもそも長所はその人がもともと持っている優れた資質や人柄、性格のことを指します。自分の性格や個性をアピールするのは構いませんが、それが業務にどのようにつながるのかを書くようにしてください。
チェックしているのは何?
採用担当者が何をチェックしているのかを意識して書くことも大切です。
採用担当者が確認しているのはビジネスパーソンとしてのスキルです。看護師は特殊な仕事ですが、一般的なビジネスパーソンに求められる基本的なスキルは必要不可欠です。医療業界もIT化が進んでいるので、パソコンスキルがある看護師は特に歓迎されることでしょう。職務経歴書を手書きではなくパソコンで作成することでそのスキルがあることをアピールできます。
また、応募者のこれまでの経験や培ってきたスキル、成功体験などから職場でどのように貢献できるのか、それらをどのように活かせるのかを読み取ろうとしています。応募先の病院にとって貴重な人材であることをアピールできるように書いていきましょう。
また、採用担当者は職務経歴書で応募者の人間性もチェックしています。どれほど優秀な人材であっても病院の雰囲気とマッチしなければ、今までスムーズにできていたことが上手くいかなくなる可能性があるからです。そのような環境だとせっかく採用しても早期に離職されてしまうリスクがあるため、自己PRを通して、どのような人物なのかをチェックしています。